子どものトラブル解決に【NLP】ポジションチェンジが有効だった/実例を交えて解説

子ども同士のトラブルはしょっちゅう起こるもので、大人がどこまで介入していいものかも迷うところです。

できれば自分たちで解決してほしいところですが、時にはこじれてしまい、いつまでもケンカを引きずってしまうこともあります。

その際に、大人が言葉で納得させられるケースもありますが、なかなか言葉が入らないこともあります。

そんなときに有効なのが、ポジションチェンジという心理スキルです。

聞きなれない言葉かもしれませんが、とても効果的な働きをしますので、ここでシェアししたいと思います。

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ポジションチェンジとは?


そもそもポジションチェンジとは一体何なのか、ご存知でない方も多いかと思いますので簡単に説明させていただきます。

ポジションチェンジは、相手の立場に立って、物事を見れたり、考えられたりできるようになるための心理スキルです。

その場に相手は居合わせませんが、相手がいるものと仮定して、自分の思いを相手にぶつけます。

そして次は、自分が相手になりきって、さっき言った言葉を受け取ります。

その時に、相手がどんなことを感じて行動に移しているのかを、臨場感たっぷりに感じてイメージすることで、相手の気持ちを理解できるようになります。

頭では、相手の立場に立って物事を考える大切さは分かっているものの、実際には自分本位で世界を見てしまいがちなのが人間ではないでしょうか。

なので、実際に体を動かし、相手になり切って言葉を受け取ることで、思考ではなく、体感で理解できるのがこのワークの特徴です。

カウンセリングなどでは、エンプティチェアといって、イスを使って行います。

ですが、学校や公園などなどではイスを使っては難しいですし、手間もかかるので、場所だけ移動して行っていました。

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子どものトラブル活用例


学校では、子どものトラブルは日常茶飯事でした。

理由を聞くと、、たいがいは相手が悪いということを言い張って、お互い譲らず解決できずにいます。

低学年までは、けんか両成敗でお互いに謝らせて終わりにしても収まることも多いです。

しかし、学年が上がるにつれ、納得感を得られないまま、無理やり解決しようとすると、余計にこじらせてしまうことがあります。

話し合いで解決できる場合はよいですが、自分の主張を譲らずに意地を張り続ける場合には、ポジションチェンジを活用していました。

男子のケンカ・A君とB君

休み時間、A君、B君がもめていました。

A君の気持ちが収まらず、なかなか解決に至りません。

そこで、ポジションチェンジを試してみました。

A君を個別で呼び出し、怒りの言葉をB君にぶちまけます。

そして、気が済んだところで、B君側に移動します。

先生が代わりに、さっきのA君役になって、怒りの言葉をB君役にぶちまけます。

そして、B君がどんなことを感じたのか、どんな行動をとりたくなるのかをイメージしてもらいます。

その後で、感想を言ってもらうと、

「こうやって言われたらめっちゃムカつく。また殴りたくなる。」と言いました。

この件に関しては、B君に主な原因がありました。

ですが、その後のA君の態度がさらにB君の態度を悪化させていたことに、A君は気づいたのでした。

気づくと、徐々にクールダウンしていきました。

嫌われていると言い張る女子

C子ちゃんは、ある日を境に仲の良かったグループからのけ者にされているのだと教えてくれました。

とても落ち込んでいたので、じっくり話を聴くことにしました。

どうやら、お土産を分かりやすく、そのグループの1人だけに渡したことがきっかけだったようです。

自分的には何も悪い事をしていないのに、メンバーから冷たくされる、悲しいと落ち込んでいました。

ここで、「そのお土産を一人だけもらってたら、気分悪くないかな?」

と聴くこともできましたが、自分は悪くないという考えに固執していそうなときは、ポジションチェンジが早く解決できたりします。


C子ちゃんには、お土産を渡す姿を横で見ているメンバーになり切ってもらいました。

すると、「自分だけもらえずに気分悪い。他でやって欲しい。」

という言葉がでてきました。

その後で、解決できるために何ができるかな?とC子ちゃんに聴くと、

「おみやげのこと、謝る」と言っていました。

この女子グループのトラブルには、他のいろいろな要因が絡んでのことでしたが、まずは相手の立場に立てたことで、解決の糸口をつかむきっかけになりました。

まとめ


今回は、子ども同士のトラブルにポジションチェンジという心理スキルが役に立つということをご紹介させていただきました。

シンプルに、お互いの立ち位置を味わうことだけなので、コーチやカウンセリングの経験がなくてもできるかもしれません。

回数を重ねるほど、リード役も上手くなっていきますから、精度を高めるには場数は必要かと思います。

相手の立場に立って考えるということを、体を使って感じ取るという『ポジションチェンジ』という方法を、子育てや教育の場で活用してみると、コミュニケーションの幅が広がるかと思います。

よろしければご活用してみてください。

それでは最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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