学級で使える教育心理技術・準備体操は体育だけではもったいない【心の準備体操】

教室で使える教育技術について、新しい視点から提案です。

学習の前に心の準備体操をおこなうことで、学習効率はぐんと向上します。

その方法についてまとめてみましたので、ぜひ読んでみてください!!

スポンサーリンク

授業を始めるまえのおすすめワーク

心の準備体操

体育の授業の始めには、準備体操を行います。

筋肉や関節をほぐし、けがの予防につとめるためです。

では、授業の始まりはどうでしょうか。

体を激しく使うことは少ないでしょうが、頭や心はフル回転です。

授業開始の1,2分を使って心の準備体操をすることで、子どもの授業に対する価値づけが変わり、パフォーマンスがぐんと上がります。

また、教師の見える景色も変わってきます。

例えば、

・目を閉じてもらいます。(全員が目をつむっていなくてもO.K。無理やりやらそうとしない。)

 

・深呼吸をします。大きく4秒くらい吸って、大きく8秒くらいで吐く。

 

・深い呼吸をすることで、パフォーマンスが上がることを伝える。

 

その際、「このような深呼吸は、プロスポーツ選手やアップルの経営者も行っている。それだけ効果のあるものなんだよ。」と、代理経験で伝えることで、心理的に受け取りやすくなります。

 

・全体が静まり、空気が落ち着いてきたら語りを入れます。

【新年度当初Ver.】

「4年生までのみなさんは、一生懸命勉強に取り組んで成長してきました。

 

途中でやめたくなったり、逃げ出したくなったりした人もいるかもしれないし、勉強が楽しくてしかたがない人もいたことでしょう。

 

どちらにせよ、みなさんは最後までやり抜いてここまで成長してきました。

 

ここにいる全員が、成長する自分を1度は味わったことがあるに違いありません。

 

難しい課題ができたとき、どんなことを感じましたか?体が軽くなり、体中に喜びと達成感を感じる自分がいたのかもしれません。

 

そして、新たに始まる5年生では、どんな成長した自分が待っていますか?

 

平均点がすごく上がっている自分か、周りに協力的に活躍している自分か、何にでも積極的にチャレンジしている自分でしょうか。・・・」

・語りが終わったら、目を開けてもらい、「あぁー!!」と声を出しながら大きく伸びをします。

 

・「よし!さあ成長タイム開始!!」のような、背中を押す言葉を教師が言って授業に入ります。

何より大切なのは、子どもが教師の話を聴きたいと思える関係があることです。

特に新年度当初は人間関係も築けていないので、無理強いすることは、反発しか生みません。

なんだか怪しい活動に付き合ってくれて、ありがとう!!くらいの気持ちで取り組む方がうまくいきます。

全員がやっていなくても、O.K。1年間、一度も目をつむろうとしなかった男子児童もいます。

その子は嫌だと自分で判断したのですから、それ以上は求めません。

毎時間、授業の始めにするのは時間的に厳しいかもしれません。

要所、要所の場面や、休み時間後のざわつきがなかなか収まらないときなどに行うと効果的です。

スポンサーリンク

こんな心理技術が隠れています

ミルトンモデル  (催眠言語)

ミルトンエリクソンという、カリスマ催眠療法家がいました。

エリクソンが行っていた催眠言語の技術を、多くの人が使えるように言語技術(NLPスキル)として研究、体系化されたものが、ミルトンモデルです。

例文の中にも、催眠言語を散りばめています。黄色線を引いている文がそうです。

「4年生までのみなさんは、一生懸命勉強に取り組んで成長してきました。

 

途中でやめたくなったり、逃げ出したくなったりした人もいるかもしれないし、勉強が楽しくてしかたがない人もいたことでしょう。

 

どちらにせよ、みなさんは最後までやり抜いてここまで成長してきました。ここにいる全員が、成長する自分を1度は味わったことがあるに違いありません。

 

難しい課題ができたとき、どんなことを感じましたか?体が軽くなり、体中に喜びと達成感を感じる自分がいたのかもしれません。

 

そして、新たに始まる5年生では、どんな成長した自分が待っていますか? もうすでにその成長は始まっているのかもしれません。

 

平均点がすごく上がっている自分か、周りに協力的に活躍している自分か、何にでも積極的にチャレンジしている自分でしょうか。・・・」

【このような効果があります】

・文頭で相手を承認することで、聴き手は受け入れやすくなります。

・「成長」という言葉を繰り返すことで、無意識に成長のイメージを持たせます。

・一度は味わったことがあるに違いありません。
(成長を味わった前提で話すことで、そのように思えていない子も、肯定的思考に誘導します。)

・体が軽くなり、体中に喜びと達成感を感じる自分がいたのかもしれません。
(かもしれない、とあいまいな表現をすることで強制感がなくなるが、頭では、喜びと達成感を味わっている。)

・どんな成長した自分が待っていますか?
(成長することが前提条件で話すことで、その氣にさせ、リアルなイメージが生まれる。)

・平均点がすごく上がっている自分か、周りに協力的に活躍している自分か、何にでも積極的にチャレンジしている自分でしょうか。・・・」
(語り手の望ましい成長の姿をイメージさせている。)

この文の内容は少々高度かもしれないので、いきなり先生が教室で使うのはハードルが高いかもしれません。

ですが、時間をかけて意識して使うと、自然とできるようになってきます。

教育スキルの1つとして、今後の活動に取り入れられても面白いかもしれませんね!

スポンサーリンク

コメントを残す

error: Content is protected !!