教師がブラックな職業なのかを労働環境から検証【小学校教師のリアル談】

ヨシ子先生

あ”-!!ムカつく。

もうやってらんないわ。プンプン!

ディラン先生

ヨシ子先生、どうされましたか?

えらい剣幕ですが・・・。

ヨシ子先生

保護者からはクレームくるし、
研究の仕事で毎晩遅いし、新卒5年目の私はまだまだ給料安いし!!

割に合わないです!!!

ディラン先生

教師はブラックな職業だなんて言われますもんね・・分かりますよその気持ち。

 

当ブログにお越しくださりありがとうございます。

 

今回は、 教師がブラックな職業なのかを労働環境から検証してみました。

 

こんな人におススメ・これから教師を目指そうと考えている方

 

・教師がブラックな仕事と言われるけど本当か気になる方

 

このような内容が書かれています!

教師がブラックな職業と言われる理由

・休憩は、ほぼ取れない

 

・長時間労働の温床
 (働かないと回らない)

 

・残業手当が出ない
   (教員手当の4%のみ)

 

・夏休みはプール指導と林間が過酷

 

・正当な評価・報酬を得ていない

気になる方は、ぜひ下まで読み進めてくださいね。

それでは詳しく解説していきたいと思います!

 

法的(ホワイト)な勤務時間

職務規定で定められている勤務時間

出勤  8:30

 

退勤 17:00

ザ・公務員といった感じの勤務時間です。

ですが、実際にこの時間で出退勤できるのは、学校事務の方ぐらいです。

 

担任をしている教師の多くは、1時間前の7時30分には出勤して準備を始めています。

 

テキパキと仕事のできる教師は、17時丁度とは言わずともそれに近い時間で退勤することもあります。

多くの教師は、17時を回っても当たり前に仕事しています。

 

休憩時間はいつ?

休憩時間は、15時15分から45分間

休憩時間がきたからといって、きっちり休憩を取り始める教師はまずいません。

 

”法的に必要だから、45分間の休憩をこの時間に取っています”という建前になっていますが、実際は休憩なしのノンストップで働く教師がほとんどです。

 

休みに関する権利

公務員には、【年休・時休】というものがあり、世間でいう有給休暇のようなものです。

 

年休とは丸1日(7時間45分)の休みを取ることです。

 

時休とは時間休暇のことで、1時間単位で消化することができます。

 

正規教員、つまり教諭は年度初めに20日間の年休をもらえます。

 

臨時講師は前期10日間、後期10日間と分けて配当されます。

 

それを1時間ずつ消化したり、数日間まとめて旅行に使ったりします。

 

子供たちが通学する時期はなかなか消化することが難しいので、夏休みなどにまとめて消化する人が多いです。

 

年休は最大40日までしか貯めることができません。

 

教職員が恵まれているところは、16時からの時休を1時間分消化すると、15時15分に退勤できるところです。

なんとも素晴らしい制度です。

 

これは不正やイカサマをしているのではありません。

体調不良や家庭の用事のために、16時から1時休を消化して帰宅するのであれば、休憩だけのために15時15分からの45分間をふらふらと過ごす意味がないので、その時間を前倒しして帰宅できるようになっています。

休憩は自宅で取りましょうということです。

 

労働基準法で、6時間を超える労働には必ず45分の休憩を与えないといけないと決まっているので、法的には問題はありません

 

ですが担任の教師は、実際の現場では1時休を消化して15時15分に学校を出ることは少々難しいです。

なぜなら15時30分頃が6時間目の終了時刻だからです。

そして、そこから帰りの会を行ったり、子供たちを教室から出させて施錠したりしていたら、あっという間に16時を回ってしまいます。

 

どうしても急ぎの用事で15時15分に学校を出る必要があるのであれば、事前に管理職に頼んでおき、手空きの教師を手配してもらう必要があります。

表向きは文句など言われませんが、なかには嫌な顔、困った顔をする管理職もいるので言いだしにくい時もあります。

 

このような労働基準法に守られて?!で教員は働いています。

ブラックな勤務時間

リアルな学校現場の勤務時間

出勤 6:30~8:00

 

退勤 17:00~22:00

いろいろな方がいますので、おおよその時間帯で書かせていただきます。

 

基本的に、学校の施錠は管理職が行うので、教頭が朝出勤しないと学校に入れません。

その時間がだいたいどこの学校も7時前後だと思います。

 

ただ、管理職(教頭)も実際問題、全て一人ではやりくりできないので、信頼できる教員に学校の鍵を預けている場合もあります。

 

学校の鍵をもっている教員が早い時間に出勤する学校では、6時半には学校が開いていることもあります。

 

既婚者でない若手の教師は、早い時間帯に出勤する傾向があります。

逆に子育て中の女性教員などは、子供を保育園に預けてからの出勤なので、8時前後になることが多いです。

 

退勤時間フリーがブラック化の温床

退勤時間も、教師、学校によってまちまちです。

私の経験上から言わせていただくと、平均的に19時半~20時くらいまで多くの教師が仕事をしています。

 

管理職によっては、18時過ぎには学校を閉めたがる方もいますし、学校全体で『ノー残業デー』を週に1日設定しているところもあります。

 

同和推進校であったり、学習指導の研究に力を入れている学校であれば、退勤時間がぐんと遅くなる傾向にあります。

 

会議や学年の打ち合わせ、地域との連携、そして研究発表の準備などでとにかく遅い時間まで働いている学校もあります。

 

働き放題の環境が知らず知らずのうちに、自らをブラック化しているともいえます。

 

今後、働き方改革の影響を受け、遅い時間まで残業している学校は減っていくだろうとは考えられますが、仕事が減るわけではないので持ち帰りの仕事が増えることになると考えられます。

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平日の勤務内容

平日は子供が登校してくるまでに、その日のタイムスケジュールの確認や配布物の準備などをテキパキと行います。

 

8時5分頃から子供たちが登校してきて、夕方の16時くらいまでは学級指導を行います。

それ以降は、事務仕事や雑務をひたすらこなしていきます。

 

教員の詳しい勤務内容はこちら

小学校教師の主な仕事内容は雑務と事務処理!授業は4時間程度にすぎない実態【教師の経験談】

土日出勤

多くの小学校は年6回程、土曜授業を行っています。

基本、土曜は休業日なので4時間の時休をもらい、夏休みなどに振り替えます。

 

午前中しか授業がないといっても、通勤の時間をあわせれば半日以上は仕事でつぶれてしまいます。

土曜授業のある週の翌週は体力的にも辛いものがあります。

 

日曜参観は年に1,2回で、翌日が代休になるので教員にとってはまだ楽です。

日曜参観は丸1日の出勤とカウントされます。

なので土曜授業とは逆に、4時間分の時休を使って帰宅しないといけません。

 

管理職は職員が帰るまで残っておかないといけないので気の毒なものです。

空気の読まない教員は、夕方まで残って翌週の準備をしようとします・・。

 

夏休み中などの勤務体制

夏休みのはじめの1週間

夏休みは7月25日あたりから始まります。

7月末までは毎日午前中は水泳指導があり、子供たちが大勢やって来ます。

 

学年ごとの当番制にして、子供たちの指導を行います。

指導当番の日は、4時間ぶっ通し(低・中・高・補習)でプール指導を行うので、相当疲れます。

 

8月になるまでは毎日出勤する教員がほとんどです。

 

校外学習が辛い

25日くらいから林間学習や臨海学校などがあります。

5年生担任と付き添いの教員はとにかくハードな3日間が待っています。

 

暑い、長い、眠い!!と教師にとっては超過酷です。

そして、時間外勤務手当は、数千円です。

かなり少額ですよ。まさにボランティアです。

宿代と食費は自腹で払うので、むしろマイナスになります。

 

8月の静かな学校

8月になると、子供の登校もなくなり教員の出勤数もグンと減ります。

教員で日直当番を決めて、担当の日は必ず出勤します。

 

当番の内容は、電話番や植物の水やりなどの雑務係りです。

夏休みも一応、出勤日になるので、好き勝手に休むことはできません。

 

8月は、ここぞとばかりに貯まった年休(有給休暇)を使いまくる教員も多いです。

 

学校に子供が来なくても、2学期や運動会の準備などやることはそれなりにあるので、夏休みはあっという間に過ぎていきます。

 

厳しい世間の批判にさらされて

世間の厳しい公務員叩きのせいなのかは定かではないですが、夏休みに教員を休ませるなという風潮があるのかと思ってしまうほど、昔に比べて夏休み中の研修会が増えたように思います。

 

ここ数年で、夏休みの期間が5日ほど短縮され、8月25日くらいから2学期が開始されるようになりました。

 

教員にとっては世知辛い世の中になったなと思います。

 

団塊の世代の教員は、夏休みに職員でソフトボール大会をし、職員室で喫煙をし、保健室でお酒を飲んでいたそうです。

 

時代が変われば価値観も変わりますが、今の時代を生きる教員は厳しい環境の中、超真面目に働いている方だと思います。

 

残業手当はでない

どれだけ残業をしても残業手当はつきません。

教員に手当としてつくのは、4%の教員手当のみです。

 

仮に給料が30万円だとしたら、12000円程度です。

300000 × 4% = 12000

どれだけ働いてもです。

 

出勤時間が7時、退勤時間20時とすると、1日およそ12時間勤務です。(休憩時間を引いて)

 

1か月、21日勤務したとして、残業時間はおよそ89時間です。
(さらに家での教材準備の時間も必要になります)

89時間働いても、手当は4%のみの12000円です。

 

となると、教員の残業代は時給107円です。

残業代 ÷ 1.25(割増し分)÷ 残業時間

12000 ÷ 1.25 ÷ 89 = 107

時給1000円のバイトで89時間働けば、89000円です。

 

ほとんどの自治体では、まだ公務員の副業が解禁されませんが、禁止するなら時代相応の手当てを考えなおすべきです。

 

驚くべきことに、教員手当の4%が制定されたのが1971年であり、当時の時間外労働の月平均、8時間をもとに制定されたものが未だに活用されているのです。

 

なぜこの時代まで、こんなアホな制度が守られ続けているのか謎でしかありません。

なによりブラックは教頭職

教師という職業がブラックかどうかは、人によってとらえ方の違いはあるかもしれませんが、教頭の仕事は間違いなくブラックです。

これは言い切れます。

 

どの自治体も教頭になろうとする教師が足りていません。

昔はなりたくてもなれないポジションでしたが、今は経験年数と面接試験でたいがいはなれるようです。

 

キツイ、長い、眠い、怖い、うっとおしい。

教頭の仕事を見てて思ったのは、子供を相手するより、教師や大人の相手をする方がよっぽどしんどそうだということです。

 

教師であっても、理不尽なこと、傷つくこと、無茶苦茶なことを言う人はどこの学校にもいます。

そういう教師の理不尽なクレームにも耐え、保護者の圧力からも耐え、机の上が山積みになるほどの仕事量をこなし、地域の土曜にある催しにも文句も言わず参加します。

 

気が狂いそうな仕事量に対する管理職手当は、6,7万円程度しかありません。

基本給はさすがに普通の教員よりは上がりますが、普通の感覚ならあえて教頭になろうとは思わないでしょう。

 

校長になるまでに10年以上の年月を重ねなくてはいけません。

学校ではトップ2の肩書きでも、結局は雇われの身なので自分のやりたいような仕事はほぼできず、雑務とクレーム処理に追われる日々に多くの教頭は疲弊しています。

一般職と比べると?

一般企業と比べれば、全然余裕なことも正直あります。

私は30歳手前まで、医薬品の販売に携わっていましたが、教師は楽だなと感じることもありました。

あくまでケースバイケースですが。

しんどさの質が違います。

恵まれた制度もたくさんあるので、教師はブラックな職業であると、一概には言えないようにも思います。

 

ただ、教師という専門職に対しての評価、報酬は全く見合っていないなと感じます。

そこがブラックたる所以だと個人的には思います。

 

過酷な重労働をするから、多くの報酬を得られるのではありません。

素人にはできない教育の専門家としての仕事をするから価値があるのであって、もっと正当な評価や報酬を教師は受けるべきだと思っています。

 

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まとめ

教師がブラックな職業と言われる理由

・休憩は、ほぼ取れない

 

・長時間労働の温床
 (働かないと回らない)

 

・残業手当が出ない
   (教員手当の4%のみ)

 

・夏休みはプール指導と林間が過酷

 

・正当な評価・報酬を得ていない

ということでした。

 

これから教師を目指そうとお考えの方にはぜひ参考にしていただけたらと思います。

 

残業代は時給に換算したら107円です!!

 

どれだけ働いても、どれだけ手を抜いても、もらえる給料にほとんど影響はありません。

お金を稼ぐという観点からは、教師は不向きな職業といえます。

 

そんなことは差し置いて、報酬に勝る充実感や使命感のために、なにより子供のために教育の道に進もうとされるのであれば、きっと素晴らしい未来は拓かれるかと思います。

 

ブラックな環境にも負けない熱のある教師が日本中に増えること、また教師という崇高な職業に正当な評価が与えられる日が来ることを祈っています!

 

お忙しい中、最後まで読んでくださりありがとうございました!!

 

 

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