メンタルコーチが鬱になったらどうするの?コーチのためのコーチングとは? 

やることなすことうまくいかない停滞期

2017年、夏の終わり頃から、それは徐々にやってきました。

心身の不調がやってくる直前までは、むしろメンタル的にも、活動的にも絶好調でした。

よし、軌道に乗ってきた、ここからロケットダッシュだ!と思っていた矢先、親子間のことで大きな問題が浮上しました

今の自分の力ではどうしようもできない問題と直面し、無力感、脱力感、敗北感、焦燥感などが一気に襲ってきました。

それまで、順調に積み上げてきたものが、簡単に崩れ落ちるようでした。

それでも、こんな逆境になんか負けてられないと自分を奮い立たせ、解決に向けて今できることから着実にやっていくしかないと無理くり活動計画を立て直しました。

こんな努力の程度ではこの現状は変えられない、と言い聞かせ、これまで以上の頑張りを自分に課しました。

身を削ってでも、逆境を乗り越えてやると心に誓いました。

そのパワーは行動力を生み、今まで以上に活動的になりました。

ただ、気持ちが盛り上がりません。

人と話すと言葉が浮かんできません。

楽しいと思えた場面で全然笑えなくなっている自分がいました。

楽しい振れ幅がだんだんと小さくなっていくのが分かりました。

体が心の不調を教えてくれる

以前よりも積極的に活動するために、計画も綿密に立てました。

ですが、今度は体が思うように動きません

今年は3連休が多く、週末のまとまった時間がとれるので、この時間を利用して、アウトプットを増やし、どんどんコーチングセッションをやっていこうと考えていました。

ですが、喉の不調からの発熱や片頭痛を繰り返し発症し、3連休になると寝込むようになりました。

体調不良が続くと、メンタルにも大きく影響がでます。

だんだんと、仕事に行くのが辛くなってきました。

今は本業の傍ら、メンタルサポートの活動をしていますが、今日、明日にも仕事を辞めたい気持ちが大きくなっていきました

同僚と関わるのもしんどくて、話をしている自分の言葉にも不安を感じ、早退する日も出てきました。

そして、先週末もまた、気管がやられてしまい、とうとう声が出なくなってしまいました。

メンタルコーチは悩まないのか

そして、何より辛く感じたのは、他人のメンタルケアをしている立場でありながら、自分自身がどうしようもない状況に陥ってしまっているということでした。

この数年間、コーチングやカウンセリングなどの心理学を学んで、多くのセッションを受けてきたことで、長年抱えてきた心の悩みが解消されました。

心の大きな変化は自分自身が一番分かるところで、コーチングの可能性をものすごく感じていました。

なので、まさか自分がこんな状況になるとは・・・。

これまでやってきたことも疑いました。

どうにかしなきゃ、メンタルコーチが鬱とか笑い話でしかないと思って過ごしていました。

自分だけがこのような状況に陥っているのかと思っていましたが、カウンセラーでもコーチでもやっぱり人間ですね。

後で知ったことですが、カリスマ的人気のあるメンタルコーチでも、死にたくなるほど堕ちた時期はあったと、動画で話されているのを聞き、少し救われました。

とにかく自分に向き合った1か月間

なぜ、こんなに決まって体調を崩すのか。なぜ、人との関わりがこんなに億劫になってしまったのか。

いよいよしかっり向き合わないといけないなと思いました。

自分の傾向として、決めたことはとにかくやり抜いて極めないと気がすまないため、オーバーワークになってしまうことがよくあります。

これまでもそうでしたが、立ち止まってゆっくり考えるというよりは、どんどん力業で前進していくタイプでした。

ですが、今回ばかりはそれが通用しなくなったなと、白旗を振りました。

顕在意識(表面上の思考)では、どんどん活動して、やりたくないこともとにかく今はやって、動きまくれ!そして稼げ!と自分に指令を出しています。

自分では、これが一番望んでいることだと思いこんでいます。

ですが、潜在意識(無意識の思考、本心の声)では、別のことを望んでいたり、何かを恐れて、警告を発していたりする場合があります。

顕在意識と潜在意識が統合されて、バランスがうまくとれているときは、成功者体質でありどんどん前進できますが、

意識のズレを無視して、見なかったことにすると、今回のように、病気の症状を出して強制終了をかけられてしまうこともあるそうです。

潜在意識が発している、ネガティブな感情をなかったことにするのではなく、しっかり向き合い、感情を掘り起こす作業を繰り返し行いました。

潜在意識の警告が、勘違いや思い過ごしである場合もあるし、たしかに目標がズレているということを教えてくれる場合もあります。

大事なのは、二つに分かれた自分の声とまずは向き合うこと。

その基本的なことを怠ったがために、今回のような事態を招いたと考えています。

鬱から抜け出すためにやったこと

自分自身とじっくり向き合うために、ストレスクリア®のセルフセッションやNLPワークを何度か行いました。

また、別のコーチにコーチングを受けたりもしました。

そこで、”自分が本当は何がやりたいのか、いまの行動について本当はどう思っているのか”を見つけ出しました。

【とにかくあれこれ手を出しすぎている。地に足をつけてじっくり歩みを進めたい。自分を偽るな。】

これが本心では望んでいることでした。

ここで、すんなりと解決したといいたいところですが、自分の本心を見つけてから今の調子の良い状態に戻るまでに、2週間かかりました。

活動を始めようとすると、また体が不調になり、片頭痛が起こるため動くに動けない状況でした。

とにかく、”動くな”と言われているようでした。

なので、もう割り切って、今は【きちんと休む】ということを実行しました。

あり余る時間は、読みたくて読めなかった溜まった本を読みまくりました。

アウトプットの活動は停滞しましたが、その分インプットは結構できました。

ネガティブの裏側にあるもの

今回の心と体の不調は、結果的には経験できて良かったなと思っています。

強がりやきれいごとではなく、その時は本当に辛く投げ出したくなる状況でしたが、そのしんどさの裏を返せば、何かしら気づきが隠れています。

仕事に行きたくない、人とも関わりたくない、とにかく体調不良が続く。

これらの症状の引き起こされる原因について座学では学んで知っていたかもしれませんが、メンタルコーチという立場に立つと、当事者のしんどさが分かりづらくなってしまいがちです。

頭だけで理解するのではなく、今回の経験を通して、本当に悩んで苦しんでいる方に寄り添える視点を取り戻したと感じています。

もし、自分ではどうしようもできないくらいしんどい状況が続いているのであれば、悩み続けることも、活動することも一旦ストップして、自分の心の声とじっくり向き合ってみてください。

この時期にむりくりポジティブシンキングをするのは禁物です。

心の声を見つけるお手伝いが必要であれば、いつでもお声かけください。

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