子どもは失敗して学ぶもの。
分かってはいるものの、いざ何か問題行動を起こすと、厳しく注意してしまって関係が悪くなってしまうことがありますよね。
かといって、何でもかんでも、いいよ~と見逃していては、子どもの成長に繋がりません。
この記事では失敗を学びに変えるための効果的な関わり方をご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
過去を追求しても改善されない
子どもに指導する際、ついつい起こった出来事に対して、「なんでやったの?」という関わりをしてしまうことはありませんか?
これほんと効果がないどころか、逆効果になってしまいます。
この声かけの仕方だと、聞かれた側からは、ざんげか言い訳の言葉しか引き出せません。
なぜ、不適切な行動に対して、親や指導者は注意するのでしょうか?
それは、次は適切な行動がとれるようになって欲しいからですよね。
間違っても、自分のイライラを解消するために怒るのでは指導の意味がなくなってしまいます。
そこで、子どもが次は適切な行動ができるように、効果的な声かけの事例をまとめてみましたので参考にしてみてくださいね。
未来志向の声かけの事例

このように、言葉を未来志向に変換して届けるだけで、子どもは断然受け取りやすくなります。
表面上はその時反抗的な反応を見せても、このような関わりを続けていくことで、子どもの反応は変わっていきますし、強力なラポールを築くことができます。
学校現場で取り入れる注意点

ですが、このような声かけをすれば、全てが全てうまくいくわけではありません。
実際の現場はきれいごとで全てが収まるほど甘くもないです。
ラポールが築けておらず、子どもを操作するために使おうとすれば言葉は上滑りするでしょうし、教師の思いやりや優しさを逆手にとって、つけあがる子どもも中にはいます。
どんなスキルや理論にも万能はありません。
その状況や相手を見極めて使うことが大切ですね。
まとめ
未来志向の声かけ、「じゃあ、次どうすればいいかな?」は子どもの自発的行動を促します。
また、責められた感がないので、言い訳が出なくなります。
ちょっとひと手間、声のかけ方を変えるだけで、子どもはすごく変化しますので、ぜひ学校やご家庭でも、試してみてください。
先生によっては、学級によって状況を判断して関わりを変えていかないといけないと思いますが、
はなから子どもを信じずに、問題が起きないように力づくで抑え込む指導よりも、子どもの可能性を信じ、愛情のある声かけを続けられる教師を目指すことは、子どものハッピーな未来に繋がると私は信じています。
ぜひとも、子どもたちの未来のために素晴らしい指導者でいてくださいね。