赤ちゃんの爪切りで困った経験はないでしょうか?
なんだか難しそうだし、ケガさせそうで怖いし。
私は、生後4か月目くらいまでは、爪切りはほとんどノータッチで過ごしてきました。
今では、爪切り名人を自負するくらい、爪切りが得意になりましたが、やり始めるまではほんとに不器用で使えないパパでした。
今回は、赤ちゃんの爪の切り方のコツと気をつけたいポイントをご紹介したいと思います。
私の経験が少しでも世の中の1年生パパのお役に立てればと思います。
きっと、爪をきることに勇気が持てるかと思いますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
爪切りは誰の仕事?
果てしなくやることが出てくる育児。
爪切りは、ママ?パパ?どっちがやるべきでしょうか?
我が家では、得意な方?が行っていました。ママです。得意というか、私がビビってやろうとしなかっただけなんですが。
赤ちゃんのちっちゃな繊細な指を、怪我でもさせてしまったら・・・。なんて思っていました。
爪切りって、すごく地味な作業ですが、意外と重要な仕事なんですよね。へたしたら、その子の将来に関わるかもしれません。
やらずにおいてたら、可愛い顔に傷つけることになってしまいます。
だけど手間がかかるし、5分くらい時間が取られてしまいます。
睡眠不足と育児で、てんやわんやになっているママにとっては、パパがこの仕事を受け持つことはとても意味のあることだと思っています。
お乳をあげられない分、こういう手間のかかる仕事を喜んでできると、パパの存在感はアップするのではないかと思います。
言い訳を捨てた事件
4か月目を過ぎたころ、悲しい出来事がありました。
朝起きると、息子の顔中が傷だらけになっていました。しかもわりと深く切れていました。
それまでも、寝ている間のひっかき傷はあったものの、ここまでひどいものはなく、その都度、「ちゃんと切らないとなあ」ぐらいにしか思っていませんでした。
爪を切るのは妻が器用にできるし、なにより『私は目が悪いから、老眼がきてるから見えないのだ』という理由を全面に押し出して、爪を切ることから逃げていました。
ちっちゃな指を傷つけるのも怖かったし、どうやって切っていいものかも分からなかったからです。
ですが、この傷だらけ事件をきっかけに、その日の朝からハサミを持って挑戦を始めました。言い訳はやめようと。
でもやっぱり目がかすむし、手が震える・・・。すぐに逃げられるしで、切り残しや切れ目が3つくらいできてしまうような残念なものでした。
ですが、もう二度と傷をつけるまいと、できることからやっていきました。汚い爪先はヤスリがけをしてごまかしました。
毎朝、悪戦苦闘でしたが、だんだんとコツをつかむと手早く切れるようになり楽しくなってきて、今では息子と戯れる良い時間になってきました。
抵抗なく切るために
爪を切る際に、いかに赤ちゃんの抵抗なく切れるかが大事ではないかと思っています。
無理強いして、爪切りが、嫌いな行動に結びついてしまわないように、できるだけ楽しい雰囲気を作るように心がけています。
まず、始める際には、「今から爪切りタイムはじまるよ~。今日もきれいな爪さんになれるかな~?」
みたいな声かけをテンション上げめでします。NHKの歌のお兄さん並みに、笑顔でにっこりと言っています。
ちょっと抵抗のあるパパもいるかと思いますが、はじめは照れくささとかあっても、だんだん慣れてきますからぜひチャレンジしてみてください。
優しくそっと持つ
赤ちゃんの指が動いてうまく切れないし、危ないために、ついつい親が力んでしまいがちです。
そしてギュッと赤ちゃんの指を押さえつけると、無意識的にその力に抵抗して逃げようとします。
また、強制的に押さえられて爪を切られたら、なんだか嫌な印象が赤ちゃんに残ってしまいそうだと思いました。
なので私は、人差し指と親指で『そっと挟む』ように意識しています。まるで空気のようにフワッと。
イメージ的に、指と指とが同化する感じでしょうか。ユニクロのエアリズムのような。
わりとこの方が逃げません。指をしゃぶりたくなって逃げる時もありますが、その時はそっとリリースして次のタイミングを狙います。
人の意識は1つのことにしか焦点を当てられないので、左手の爪を切ろうとするときは、右手に歯固めやおもちゃを渡して、そちらに意識を取られるようにしています。
1つ切るごとに承認
1本の指で、【4、5カット+ヤスリがけ】を行っています。
その際に大事にしているのが、承認です。
爪を切ることが楽しい、成長しているというような、プラスの印象を持って欲しいので、1本切り終えるたびに、頭をなでなでして、
『とってもきれいに切れました~。おとなしく待ってくれてありがとうね~。』なでなで。
と、笑顔たっぷりに話しかけます。
言葉は分からなくても、爪を切る(暴れずに待つ)=親が嬉しそう(承認される)
という紐づけができると、毎回の爪切りの作業が楽に始められます。
歌いながらヤスリがけ

1本につき、4,5回のカットを終えると、ヤスリがけをしますが、この際も楽しく印象付けられると素敵ですね。
私はヤスリがけをする前に、『ごしごしターイム!いまから爪をつるつるにしていくよ~』と声をかけます。
そして、「ごっしごしごし、ごしごしごっしっ♪」のように、適当なメロディをつけてヤスリをかけます。
赤ちゃんからしたら、何をされているのかも分からず不安になるかもしれませんから、遊んでいるような雰囲気でこするように心がけています。
ヤスリがけの際に気をつけたいのは、赤ちゃんの指の第一関節から上を持って、こすることをおすすめします。
第一関節から下を持ってこすると、指の力が弱いためにこする圧力に負けて変な方向に指が曲がってしまう恐れがあるからです。
とくに小指なんかは簡単に折れてしまいそうですから、第一関節から上を持って、シュッシュッと優しく削るようにしています。
爪とヤスリの角度が90度に近くなるほど、抵抗が強く良く削れますが、指先への負担に注意してくださいね。
切り方のコツ
毎朝、試行錯誤を重ねながら、安全かつ効率的に爪を切る方法を体得していきました。
とにかく上達するには回数を重ねることですが、指を傷つけてしまうような失敗は一度であっても避けたいものですね。
ですので、なによりも安全第一で無理をしないことが大前提かと思います。
伸びてる度のチェック
まず、自分の指で赤ちゃんの指先を触ってみて、爪が飛び出していないかを確認します。
(抱っこした際などに、肌をひっかかれて『痛いっ』と感じた時も、どの爪が伸びているのかすぐにチェックしておきます。すぐに切れる状況であれば、忘れないうちに切っちゃったほうがいいですね。)
次に、実際に目視して、爪の白い部分が多少あるなと思う指を決めます。
実際にどのくらい切れるものなのかをチェックするために、ハサミの刃の下を、爪の裏側に押し当てます。
ある程度、白い部分に余裕があればカットします。
まだそこまで白い部分がはみ出していなければ、無理をせず、ヤスリがけだけにしています。

カットはスピード命
白い部分がある程度出ていて、切ることを決めたら素早くカットしていきます。
この際に、爪をどのくらい切るかは、ハサミの下の刃の位置で決まります。このくらい切るときめたら、サッと切ってしまいます。シザーハンズみたいにサササッと。
なぜなら、赤ちゃんは無意識的に指を動かしてしまうからです。怪我防止のためにも、『位置決めは慎重に、カットは素早く』を意識されてもよいかもしれません。
早さは必要だけど、爪の下の身を切らないように気をつけてくださいね。
刃を固定して切る

ハサミの刃がぶらぶらと不安定な状態だと、身を切ってしまうかもしれないので、固定した状態で切ることをおすすめします。
下の刃を指のてっぺんに当てる感じで安定させます。強く押し込めば爪は深く切れてしまいます。
深爪にならない程度で、指のてっぺんに当てて固定してみてください。安定して切りやすくなりますよ。
また、ハサミをもった手の小指を支えにすると安定してきりやすくなります。
あと、気をつけたいのが、手を曲げて顔の近くに持って行ったときは、ハサミを指から離します。
集中してると、気づいたら顔の近くで爪を切ろうとしている時がありましたが、突然の動きで怪我でもしたら大変ですから、顔から離れたところで切ることを意識した方がよいかと思います。
爪の両端から切る

爪の両端は尖りやすく、寝ているい間のひっかき傷の原因になりやすいので、見落とすことのないようはじめに切ります。
両端を切ったあとに、真ん中、その両端を順に切っています。
自分の切りやすい順で切られてよいかと思いますが、両端は見落としがちになるかもなので、お忘れなく。
切る頻度・タイミング
理想は毎朝チェックする
毎朝、顔と全身を拭いて、クリームを塗り終えた後に必ずチェックします。
3か月くらいまでは、ほとんど意識していなくて、2,3日おきに「伸びてるよー」と妻に報告するくらいでした。
ですが、毎日チェックしてて学びましたが、赤ちゃんの爪はビックリするほど早く伸びます。まるでタケノコのように。
「あれっ?昨日こんな伸びかけあった??」て思うくらい成長が早いです。
きれいな顔にひっかき傷をつけないためにも、ぜひ毎朝のチェックをしてあげてください。
ママが一人で全部するのは大変ですが、こういうちっちゃな作業をパパと分業できると、効率的に育児が進むかと思います。
切るタイミングは朝一か寝ている間
爪を切るのに何より安全で簡単なタイミングは寝ている時です。
ですが、暗い部屋で寝かしつけをしていたり、やっとのことで寝かしつけたのに刺激して起こしたくないと思うこともあるのではないでしょうか。
寝るタイミングを待って、伸びているままにしていたために、鼻の横をグサッとひっかいてしまったこともあります。
ですので、私は朝一で手の指の爪を切るようにしています。
寝起きすぐの時はまだ頭がぼーっしているのか、そこまで活動的ではありません。
そのすきを狙ってササっと切るようにすると安全で楽です。
逆に足の指の爪は、起きている間にすると危険かと思います。
起きている時にきるのであれば、パートナーに手伝ってもらった方が安全ですね。
私は、赤ちゃんがおっぱいを飲んでウトウトしている時か、昼寝の時に切るようにしています。
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爪切りのまとめ
赤ちゃんの爪切りについて、体験を通した気づきやコツ、気をつけた方がよいことなどを書いてみました。
1年生パパにとっては、爪切りも緊張度の高い作業かもしれません。
できることなら避けたいことでしょうが、逆にこれをできるようになれば、ママの負担もぐんと減るかと思います。
なにより、親子の触れ合いの時間も取れますし、慣れてくると小さな達成感を毎朝味わうことができるので楽しくなってきますよ。
私にはものすごく苦手な作業でしたが、繰り返し行ううちにコツが分かり、自信もついてきました。
ぜひ世の中のパパに、超絶楽しい育児の仕事『爪切り』を推したいと思います。
この記事が何かしらの勇気づけやお役に立てれば幸いです。互いにイクメンを楽しみましょう!
最後までありがとうございました!!