子どもが物を盗んだ際の指導【やってはいけない声かけの仕方】

イカリ先生

人の物を盗むなんて最低だな。

オマエはいつもそうだ!

ひきょう者!!

ディラン先生

あらあら、そんな風に叱らなくてももっと伝わる言い方はあるのに・・。

その関わり方、かなり問題ありですな・・。

こんにちは!ディラン先生です。

当ブログにお越しくださりありがとうございます。

 

本記事は、子どもが物を盗んだ際の指導【やってはいけない声かけの仕方】というテーマについて書かれています。

 

このような内容です・子どもが物を盗ったり、ウソをついたりした際の適切な声かけの仕方がわかる

 

・子どもを叱る際についついやっちゃう、ダメな声のかけ方と、適切な関わり方について

 

ディラン先生の経歴はこんな感じ

僕は30歳の時に医薬品の会社員から教員に転職。小学校教員として10年目。

 

現在は教員の新しい働き方を模索しながら、フリーランスティーチャーへの準備を進めています。

 

教育ブログを始めて1年近く経ち、現在は1か月に1万回ほど閲覧していただいております。

 

また、Youtuberやメンタルコーチとしても活動中です。

学校現場で働いていると、指導者のさまざまな叱り方を毎日みることができます。

叱ることは、単純なようで意外と奥深いものです。

 

僕は心理学を学びはじめてから、叱るという行為にも細心の注意を払うようになりました。

といってもまだまだ未熟なところはありますが・・。

 

この記事を読んでいただければ、子どもへの指導について、必ず役立つ知識が得られると思いますのでぜひ最後まで読んでいただけたらと思います!

それでは具体的な内容に入っていきましょう。

塩飴 パクった?!事件

以前、学級で起こった塩飴パクった事件です。

数名の子が教室の掃除を残ってやってくれました。すごく一生懸命やってくれて、めちゃめちゃ綺麗にしてくれました。

 

そろそろ下校の時刻だから、「ありがとう!帰ろうねー」と伝えると何やらコソコソと怪しい動きで足早に去って行こうとしました。

 

直感的に、教卓の隅に置いてあった塩飴をとってるかもと思ったので、確認すると、手の中に飴を握っていました。

 

内心可愛いなと思いながらも、厳しく指導しました。

厳しいといっても、怒鳴るわけではないですが。

 

丁寧な言葉で、真剣な表情で、淡々と適切でない行動を指摘していきました。


怒鳴ったり、激しく叱責されると脳のあらゆる機能がストップするといいます。

島皮質:未来予測の機能

前帯状皮質:エラー検出、課題の予測、動機付け、情動反応の調節

中脳:学習機能

側頭葉:言語の理解が低下       脳科学者 岩崎一郎

 

こんなことないですか?

 

ギャーっと怒鳴った指導者が、

「ちょっとはなんとか言ったらどないなの!」

「自分の意見ないの?!何か言いなさいよ!!」

 

この場面ではまさに、脳の働きがストップしてしまっていると考えられます。

 

つまり、話すに話せない、

頭真っ白になっているのだということです。

 

それを知っていたら、叱る事はしても、怒鳴る事は極力減らしていけるのではないでしょうか。

 

ここで大切なことは、〝人格を責めない〟ということを意識して関わることです。

 

日常的に行われる人格否定

「人の物盗るなんて、泥棒やないか!」

 

「コソコソと、そんなことできるのが理解できひんわ!!」

 

「そんなことするん最低な人やね」

みたいな、

 

心にグサッとくる言葉、人格を否定する言葉は、心だけでなく脳にもグサッといっちゃってます。

 

ロバート・ディルツ博士による、5つのセルフイメージ、ニューロロジカルレベルの概念を知っていると、声のかけ方がずいぶん変わってきます。

【環境・行動・能力・価値観・アイデンティティ】の概念は、これからも学校教育に広めていきたいと考えています。

 

ピラミット型の一番下位の層が、環境レベルで、アイデンティティーが一番上位の層になります。

上の層になるほど、本人にとっては大事なセルフイメージなので、そこを否定されれば、潜在的に全力で抵抗します。

 

子どもが問題行動を起こしたときや、部下がミスをした時、問題が起こった環境や行動についてだけ指摘する方が効果的です。

どんな風に声かけをすればよいか?!

注意の仕方の例:

「人の物を盗るのは、盗られる方も悲しいし、盗った自分もだませないよ」
盗る、だますという、行動に着目)

 

誰もいないから思わず盗ったんだね。どんな状況でも自分をコントロールできるようになってほしいな」
(環境に着目)

 

このあたりの意識レベルを注意すると、そこまで本人にはダメージがないので、比較的、反抗することなく話を聞くことができると思います。

 

そして、今後同じ過ちを犯さないためにどうすればいいか、自分で考えてもらいます。

 

ここで大事なのは、相手から考えを引き出すこと。そして、1回で全ての変化を望まないことです。

 

同じミスをしてしまった時に、人格を責めてしまうようでは同じことです。

時間をかけて、子どもの成長を信じることも大切かと思います。

教育現場では、子どもの自尊感情の低さがよく問題視されます。

 

その背景には、いろいろな要因があると考えられますが、指導する際の、不適切な関わりもその一因ではないだろうかと、僕は思います。

 

ご家庭での子どもへの関わりもまた然りです。

人格の否定は、その後の人生にも大きく影響していきますからね。

どうやって叱るとベター?!

塩飴を手に握ってたところを幸い見つけて、それに関わった子たちを叱りましたが、ここの指導で外しちゃいけない事があります。

 

・事情を確認して、正直に認めた

・逃げて行ったけど、ヤバいと思って引き返してきた

 

この行動の後に、例えば、世界の正義を振りかざして、ギャーンと怒鳴ろうもんなら、この子たちは次から正直な行動は選ばなくなるでしょう。

 

脳の仕組み
Aという出来事の後、60秒以内に必ずBという現象が起こると、潜在意識には、A=B という関係ができあがってしまうといいます。

アンカリングとも言ったりします。つまり、

 

正直に言う = 叱られる

逃げずに戻る = 叱られる

 

という構図ができてしまう可能性があるのです。

 

なので、ここで意識したいのは、

・正直に認めたことを承認して、言ってくれてありがとうと伝える

・逃げずに戻って来てくれて嬉しいです。勇気があるねと伝える

 

など、適切な行動の承認を挟んでから、毅然と起こった事実や行動に目を向け指導をすると、素直に入りやすいです。

 

このワンクッションを入れると入れないでは、その後の子どもの行動、教師との関係性も変わってきます。

企業の部下指導でも有効ですね。

 

あなたもやっている?!子供を叱る際にやってはいけない『人格否定』小学校教師が解説!

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